改稿カラーはどこから来るのか、読み込み時はどの順序で色を読むか
改稿カラーはもともと、紙の時代の改版運用が残した慣習です。改版の回ごとに用紙の色を変えて区別したもので、あるソフトが生み出した専用フィールドではありません。SlateX が脚本交換ファイルを読み込むとき、色は三段階の順序で取ります。まず段落自身の書式色、次にシーン属性に明示されている色。この 2 か所のどちらも空なら、初めてシーンタイトル末尾の括弧から色名を取ろうとします。色名を取ったあとも表示側の照合が残っていて、名前を 1 つずつ突き合わせて一致がなければ色なしとして扱います。
改稿カラーは改版プロセスから続く業界慣習によるものです。読み込み側がするのは、ファイルにすでに存在する色情報を決まった順序で読むだけです。
まず段落の色、次にシーンの色
出発点になるのは、シーンタイトル段落自体に付いている書式色です。そのあとに、ファイル内のシーン属性に明示的に書かれている色を見ます。この層は読み取り順序では後ろにあり、より具体的なので、先に読んだ段落の色を上書きします。つまり両方に値がある場合、結果として使われるのはシーン属性の値です。
この 2 か所のどちらも色を持たないとき、初めて三段目に入ります。シーンタイトルの文末に、括弧で囲まれた全大文字の色名があるかを確認し、取れた名前を、その後の比較で扱いやすい形へ正規化します。このフォールバックは、省略を示すあの語を明示的に除外していて、改稿カラーとして扱いません。
表示側で色名の照合がもう一度走る
色名を手にしたあと、表示側は任意の文字列をそのまま何かしらの色にはしません。まず 4 つの基本色名(blue、pink、yellow、green)と照合し、続いて複数の拡張色名と二次バリアントと照合します。どれも一致しなければ色なしとして扱います。
つまり、「ファイルに色の文字列が書いてある」ことと「インターフェースに対応する色が出る」ことは、同じ層の事実ではありません。属性が読めること、かつ名前が表示側の照合範囲内にあること、この両方が揃って初めて、この経路は色を表示します。ある色名から改版の回を逆算することはせず、ファイルの出所に対してその業務上の意味を説明することもしません。
省略の判定と色の読み取りは隣り合うが別規則
「このシーンは省略済み」という扱いには 2 つの出所があります。1 つはファイル内の省略属性です。もう 1 つはシーンタイトル本文に特定のアルファベットの大文字の列が含まれるかを直接チェックするもので、このテキスト照合は大小文字を区別します。タイトル本文がちょうどあの列を含めば、省略済みと判定されます。サイドバーのその行は引き続き表示されますが、シーン名には取り消し線が引かれてグレーになり、完了バッジ、内/外、昼/夜、ページ数の各項目は表示されなくなります。
これは、省略の判定を「改稿カラーがあるかどうか」だけで推測できないことを意味します。色の読み取りと省略の状態はそれぞれ出所が違い、タイトル末尾から色を取る段階では省略の語を明確に除外しています。受け取り側はファイル内の色属性、省略属性、シーンタイトル本文をそれぞれ自分で照合する必要があり、1 か所を他の 2 か所の代替シグナルとして扱うことはできません。
ハードな境界:現在のサンプルはこの経路をカバーしていない
こちらが今持つ 2 つのサンプルファイルには、色・番号・省略の属性が含まれていません。つまりこれらのサンプルは改稿カラーの経路をカバーしていません。コードは読み取り順序と照合規則を説明できますが、実際の交換ファイルを読み込んだあとに特定の改稿色の結果が出ることを、サンプルが証明する力はありません。
そのため、対外的な結論は「属性が読める場合にだけ効く」までしか進めません。『1 行のシーンタイトルはどの部分で構成されるか』がシーンタイトル自身の構造を担う論です。この先、読み込み結果を受け取り側へ渡す場合は、『ALE を受け取ったら、まずこのフィールドを照合する』の原則がそのまま有効です。受け取り側は実際のファイルに現れたフィールドと値を自分で照合する必要があります。
現在のサンプルには色・番号・省略の属性がありません。この経路は読み取り規則からの説明だけが可能で、サンプルの空白を実証済みの色の結果として書くことはできません。
FAQ
改稿カラーはある脚本ソフトが発明したものなのか?
違います。ここでは紙の時代の改版プロセスから続く業界慣習を使っています。この App は交換ファイルに現れた関連情報を読むだけです。
段落の色とシーン属性の色がどちらもあれば、どちらを使うのか?
シーン属性の明示的な色が、先に読んだ段落の書式色を上書きします。読み取り順序でより具体的で、より後ろにあるためです。
タイトル末尾の括弧の色はいつ読まれるのか?
前の 2 層のどちらも色を持たない場合に限り、シーンタイトル末尾の括弧から色名を取りにいきます。その際、省略を示すあの語は除外します。
読み込み後に改稿色が出るとは言い切れないのはなぜか?
現在の 2 つのサンプルに色・番号・省略の属性がないためです。確定しているのはコードの読み取り規則で、個々のファイルがこれらの属性を持つかは、実際の交換ファイルで照合が必要です。
Axiom One LLC — SlateX。上の数字は 2026-09-24 時点のものです。