現場記録 / W2.1 · マスターとカバレッジ

ショット番号がマスターショットとカバレッジをどう分けているか

SlateX は、ユーザーが「マスターショット/カバレッジ」をマークするためのスイッチを別途保存していません。現在の判定は、ショット番号の構造から直接来ています。ショット番号に文字が含まれなければマスターショットとして扱い、左側のトラックに置きます。文字が含まれていればカバレッジとして扱い、右側のトラックに置きます。ショット番号が空の場合も同じくマスターショットとして扱います。左右のトラックの位置はまさにこのルールから派生したものであり、独立したラベルをもう一層重ねるのではなく、構造で型情報を担わせています。

マスターショットとカバレッジの境界はショット番号の構造に書かれています。文字を含まなければマスター側、含めばカバレッジ側になります。

型はショット番号から来ていて、追加のラベルではない

プロジェクトのホーム画面では、あるショットが左右二つのトラックのうちどちら側に落ちるかは、まずショット番号に文字が入っているかどうかで見ます。文字がなければ左トラック、つまりマスターショット側。文字があれば右トラック、つまりカバレッジ側。ショット番号自体が空の場合も同じく左トラックに落ちます。ユーザーが現在クリックして選べる、マスター/カバレッジ専用の独立フィールドはありません。ショットサイズのプリセットに「マスターショット」という項目が実際に存在しますが、それは別の列のテキストであり、この判定には関わりません。

これは『シーン番号・ショット番号・テイク番号はそれぞれ何を管理しているか』でショット番号が識別情報を担うやり方と同じです。ここでも引き続き、ショット番号自身の形が型を表しています。初期のバージョンでショットの型を保存していたフィールドは、いまもデータ構造の中に残っています。ただしマスター/カバレッジの判定は、そのフィールドを読まず、書きもしません。だからあの列から頼れる独立したマスター/カバレッジの印は見つからず、あの列は現在、いくつかのリストでショットサイズのテキストとして表示されるだけです。

各ショットはカメラに応じてトラックに展開される

左右どちら側かが決まったあと、各ショットはカメラ ID の並びに応じて複数のトラックに展開されます。カメラ ID がなければ、カメラ1台分として1本のトラックを追加します。トラックの並び順は、まずそのショットの開始脚本項目インデックス、次にショット番号、最後にカメラを見て、重複しないよう貪欲法で実際のトラックへ割り当てます。

このステップが決めるのは、既存のショットの範囲を画面内でどう配置するかであって、ショットにマスター/カバレッジのラベルを作り直すことではありません。同じ側に複数のトラックが出る場合がある理由もこれで説明できます。トラック数は実際のショットとカメラの展開結果から生まれるのであって、事前に固定の列数が決め打たれているわけではないからです。

左右二つの欄の幅はトラック数とともに変わる

マスターショットが並ぶ左トラックとカバレッジが並ぶ右トラックは、それぞれ最小幅を持っています。ただし最終的な幅は、その側のトラック数に応じて広がります。トラックが多いほどその側が占める幅は大きくなるので、これは幅が固定の二列テーブルではありません。

この種のレイアウト変化は、表示層でトラックの居場所を空けるだけで、ショットが属するシーン、カメラ、カバレッジ区間の業務上の関係は変えません。現場でカメラを追加したあと、どのパラメータが引き継がれてどれを再入力すべきかを知りたい場合は、『現場でカメラを1台追加すると、どのパラメータが継承され、どれを再入力する必要があるか』に戻って照合してください。あれは別の規則です。

硬い境界:ショット番号を変えると型も変わる

型はショット番号に文字が含まれるかどうかから直接派生しているため、ショット番号を変えると、同じショットがマスターショットからカバレッジに変わる、あるいはその逆が起こり得ます。結果はトラックが左側から右側へ移動する形でそのまま見えます。ショット番号はもう一か所の表示判定にも関わっています。ショット番号がシーン番号の接頭辞をすでに帯びているかどうか、つまり 12A と表示するのか 1-12A と表示するのかという判定です。あちらが読んでいるのはショット番号とシーン番号の対応関係であって「文字を含むか」という条件ではありません。しかし同じくショット番号に依存しているので、番号を変えればあの部分の表示結果も一緒に変わります。

ここは「ユーザーがショットの型ラベルを書き換えた」とは書けません。そうした入力経路は現在存在しないからです。ユーザーが変えているのはショット番号で、マスター/カバレッジの型はショット番号の変化のあとに派生する結果です。

維持すべき独立したマスター/カバレッジの印はありません。ショット番号を変えると、派生した型と左右のトラックの位置が一緒に変わる可能性があります。

FAQ

ショット番号に文字がない場合、どちらの類になりますか?

現在のルールではマスターショットに属します。ショット番号が空の場合もマスターショットとして扱います。

ショットに対して「マスターショット」か「カバレッジ」かを個別に選べますか?

現在、この入力経路はありません。型はショット番号に文字が含まれるかどうかから来ていて、個別に編集できる型フィールドではありません。ショットサイズのプリセットにある「マスターショット」は別の列のテキストであり、この判定には関わりません。

同じ側に複数のトラックが出るのはなぜですか?

各ショットはさらにカメラに応じてトラックへ展開され、開始脚本項目、ショット番号、カメラの順に並べたうえで、重複しないトラックに割り当てられます。

ショット番号を変えると左右の位置に影響しますか?

はい、変わります。番号の変更によって「文字を含むか」という条件が変われば、派生した型も変わり、ショットは左右両側の間で入れ替わります。


Axiom One LLC — SlateX。上の数字は 2026-09-24 時点のものです。