現場のグローバル検索は実際には何を見ているか
現場のグローバル検索の結果はシーン、ショット、テイクの3ブロックに分かれ、インターフェースのセグメントは「すべて/シーン/ショット/テイク」、検索フィールドの表示は「名前、番号、メモ、またはクリップ名」です。この文言を「どんな文字でもマッチに参加する」と受け取ることはできません。3つのブロックはそれぞれ明示された1組の内容だけを見るため、ある語が見つからないときは、その情報がこれらの内容の中にあるかを先に確認します。
検索ボックスがヒットさせられるのは、現在マッチに明示的に参加している文字列であって、プロジェクトのどこかに見える文字すべてではありません。
シーン、ショット、テイクはそれぞれ何を見るか
シーンはシーン番号、シーン名、概要を見ます。ショットはショット番号、説明、メモを見ます。テイクはテイク番号、テイクのメモ、それからページ上に表示されているカメラのロール名とクリップ番号、およびその2つを連結した文字列を見ます。例えば A001 の形のロール名、C001 の形のクリップ番号です。ここでマッチに参加するのは、インターフェースで読めるあの1本の文字列であって、ユーザーに見える別の表示記号をもう1組設けてはいません。
テイク番号と文字でできている内容には、もう1つ判定基準の差異があります。テイク番号は文字列全体の数値の一致でマッチするため、12 を検索すると12本目のテイクにはヒットしますが、数字がその中に含まれているという理由で112本目のテイクにヒットすることはありません。シーン名、概要、説明、メモ、カメラの文字列は、大文字と小文字を区別しない「含む」の関係でマッチします。テイク番号から逆引きするときには、完全なテイク番号として扱い、あいまいなテキストの一部として扱わないでください。
なぜせりふがここに出ないのか
脚本の本文にある文字はグローバル検索のマッチ範囲の外なので、せりふ、役名、括弧書きは、本文に現れるというだけでこの3つの結果には入りません。シーンタイトルはインポートのあとシーン名として保持されますが、シーンタイトルそのものは本文の項目としてこの検索には入りません。シーンタイトルの構造がどう形成されるかは、『1 行のシーンタイトルはどの部分で構成されるか』と『1 行のシーンタイトルにおける内/外は、区切り文字からどう推測されるか』に分けて載っています。
マッチ範囲の外には、撮影日の各項目、エピソード名とメモ、プロジェクト名、カメラの定義の中にあるレンズ、ISO、フレームレート、機種、メモ、サウンドロール、それにタイムコード、時間、評価、状態も入ります。ファイルパス、コンティニュイティ素材のカテゴリとメモも同じくここでマッチに参加しません。そのため、それらの情報がプロジェクトの中に存在していても、この検索ボックスを位置探しの入口にすることはできません。
検索結果には他にどんな境界があるか
グローバル検索は現在のプロジェクトの中だけで探し、キーワードが空なら結果も空になります。つまり、空の検索語でプロジェクトの記録を見回すモードはここにありません。結果の一覧はユーザー自身の並び替えを提供せず、ページ区切りも検索履歴も残しません。省略済みとしてマークしたシーンも、マッチ結果に引き続き現れることがあります。既知の1件を照合するときには、ページ上に「見える」と出ている3文字から検索範囲を推測するより、その内容が本当にマッチに参加している情報から逆引きするほうが穏当です。
受け取り側は、探している情報がマッチに参加する種類のどれに属するかを自分で確認してください。その中に無いときは、シーンごとに記録を見るほうに切り替える必要があります。
ここでの「現在サポートしている検索フィールド」は、インターフェースで照合できる範囲の記述にすぎず、結果の数、ヒットの質、応答速度を能力の評価として書いているのではありません。あるメモが結局どの納品物の列に入るかを知りたいなら、『メモを書いた場所によって、納品物のどの列に入るかが決まる』の対応表を照合して、そこから逆に検索範囲を読み解けます。納品物の項目を検索の項目として扱わないでください。
同じ語が4つの検索ボックスで違う結果になる理由
グローバル検索以外にも、サイドバー、スケジュールモード、シーン選択ダイアログは、それぞれ自分の検索範囲を持っています。サイドバーは「シーン名またはメモを検索」と表示し、シーンモードでは現在のエピソードの中にも留まります。スケジュールモードは各撮影日の中で絞り込むため、ある日にヒットが無いときはその日がブロックごと表示されません。シーン選択ダイアログはシーン番号とシーン名だけを見て、しかも既に撮影日へスケジュールしたシーンを先に除いたうえで探します。
ですから、同じキーワードが4か所で別のヒットの集合を作ったとき、照合のアクションは「自分が今どの検索ボックスにいるか」から始めるべきです。グローバル検索は3ブロックの記録を、サイドバーは自分のシーンの範囲を、スケジュールモードは各日の内部を絞り、シーン選択ダイアログには「未スケジュールのシーン」という前提条件も付いています。あれらはいっしょの結果表の4つの見た目ではありません。
FAQ
グローバル検索はどの3種類の結果を返しますか?
結果はシーン、ショット、テイクに分かれます。シーンはシーン番号、シーン名、概要、ショットはショット番号、説明、メモ、テイクは完全なテイク番号、テイクのメモ、ページに表示されるカメラのロール名とクリップ番号の文字列を見ます。
なぜせりふを1文検索すると結果が出ないことがあるのですか?
脚本の本文の中のせりふ、役名、括弧書きはグローバル検索のマッチ範囲にありません。そのような内容を定位する必要があれば、シーンごとに脚本と記録を見るほうに切り替えてください。
12 を検索すると112本目のテイクも出てきますか?
テイク番号は完全な数値の一致でマッチするため、12 は12本目のテイクに対応します。文字でできている内容は、大文字と小文字を区別しない包含マッチを使うので、2種類の判定基準は別です。
サイドバーとグローバル検索で、なぜ違う結果になるのですか?
マッチに参加する内容と、前提となる範囲が異なるからです。照合するときは、自分がいる検索ボックスを先に確認し、その場所のマッチ範囲にしたがって結果を読み解いてください。
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