SlateX ブログ
混乱を、整理された形に。
撮影現場での記録のしかた、納品物のフィールド、フォーマットの境界。各記事は一つの具体的な問いだけに答え、現在まだできないことも記します。
記事アーカイブ
記事は現在制作中で、順次公開していきます。
ALE を受け取ったら、まずこのフィールドを照合する
ALE を受け取ったら、まず身元・時間上の位置・欠値を照合し、そのうえで差し戻すか、手で補うか、参考としてだけ扱うかを決めます。開ける表であることは、中の値がどれも使えることを意味しません。
1 本の Take Record が受け渡し可能な情報として何を記録するか
受け渡し可能な Take Record の核心は、次の担当者がこの 1 本を識別でき、各カメラを分け、現場の判断を見られ、時間・メモ・コンティニュイティの証拠へたどれることです。フィールドの多さは目標ではなく、追跡できることが目標です。
コンティニュイティ写真はショットとテイクにどう関連付けるべきか
コンティニュイティ写真は具体的なテイクへ戻せる必要があり、そのテイクからショットへ戻ります。生産要素はもう1本の独立した関係線です。代表画像はどれを先に見せるかを助けますが、写真は証拠を提供するだけで、コンティニュイティの判断は人が行います。
脚本の八分の一ページをどう数えるか
八分の一ページはシーン長を記録する分数の単位です。SlateX は各八分の一を 7.5 秒に換算しますが、この換算はシーン長のオーダーを示すだけで、ページ内の位置は提供せず、撮影日程の判断に代わることもできません。
1つのシーンを撮り終えたあと、場記が撮影終了時に差し出すものは何か
撮影終了時の引き渡しは 1 枚の表ではなく、下流がシーン・ショット・テイク・タイムコード・判断の根拠をもう一度思い出せる一組の記録です。SlateX は複数の交換形態を生成できますが、生成物ごとに行数、順序、フィールドは同じとは限らないため、受け取り側は項目ごとに照合する必要があります。
FDX は何を交換し、何を運ばないか
FDX は脚本構造を担えることと、撮影結果を担えることは別です。SlateX の現在のインポートはエピソード、シーン、脚本項目を作りますが、ショット、テイク記録、撮影日、カメラの設定は作りません。往復は逐字の保存を保証しません。
ALE は現場とポストの間で実際に何を担うのか
ALE はヘッダー、列名、データ行から成るタブ区切りのテキストのリストで、素材の身元、時間上の位置、シーンとテイクの関係を受け取り側が照合できるようにします。どれが良く撮れたかは判断せず、素材のパス、ショットのパラメータ、チャンネルマップも運びません。
ゲスト、ログイン、アカウント切り替えで、プロジェクトデータはそれぞれどこに置かれるか
SlateX はゲストの記録とログイン後の記録を分けた2つのデータベースに置きます。クラウドのプライベートデータベースを設定するのはアカウントライブラリだけです。ゲストからアカウントへの移行はユーザーが自らログインしたときだけで、照合が通ってから原件を片付けます。
サインアウト、アカウント削除、プロジェクト削除は、それぞれ何を消すのか
サインアウト、アカウントの削除、プロジェクトの削除は別々のデータ経路です。サインアウトはアカウントライブラリのクラウド側の行を消しませんが、ローカルのゲストライブラリは片付けます。アカウントの削除は帰属範囲を突き合わせてからアカウントデータの記録を消し、プロジェクトの削除はそのプロジェクトだけを扱ってサインイン状態は変えません。
受け取り側は現場の納品物を使い続けられるとどう判断するか
現場の納品物を受け取るとき、まず素材の身元と時間の出所を照合し、次にシーン・ショット・テイクの関係を確認し、最後に判断情報が対応する生成物に本当に存在するかを確かめます。4 種類の生成物はそれぞれに欠けがあるので、検収の結論は照合できる文字値と出所にとどめます。
同じコンティニュイティ写真に画像データとファイルパスの 2 種類の記録があるのはなぜか
コンティニュイティ写真は、データベースの中の画像データと、ディスク上のファイルを指す相対パスを同時に持ちます。表示は前者を読み、削除は後者に頼ります。名前を変えると新しいファイル名が生まれますが、一部の書き込み経路は正本となるパスを残さないため、2 種類の記録を同一視することはできません。
同じ一連のテイク記録が複数の納品物で行数も順序も一致しない理由
複数の納品物は同じ一批のテイク記録のスナップショットから出発しますが、その後に別の並びキーと展開の粒度を使います。カメラごとに展開するものもあれば、1 本のテイクが 1 行だけのものもあります。ファイルをまたいで照合するとき、行番号は使わないでください。
現場でカメラを1台追加すると、どのパラメータが継承され、どれを再入力する必要があるか
新しいカメラの追加はリール番号、クリップ番号、フレームレート、シャッター、ホワイトバランス、サウンドロールを継承しますが、焦点距離、絞り、ISO、フォーカス距離、構図の説明と VFX の数は継承しません。テイク作成の経路によって構図のフィールドの消し方も違います。
1 行のシーンタイトルはどの部分で構成されるか
1 行の場頭は通常、内/外、場所、時間を同じ行に書きます。書き方が違えば意味は同じでも文字列の区切りと長さは違うため、ソフトウェアは構造で分割するしかなく、依然として人手の再確認が必要です。
Circle、Keep、Hold、N/G はそれぞれ何を意味するのか
Circle は明確に選ばれたテイク、Keep は使える候補、Hold は保留で判断未定、N/G は不通過を表します。SlateX では表示名、保存識別子、引き渡しのフィールドが必ずしも同名ではないため、受け取るときは具体的な形式にしたがって照合する必要があります。
シーン番号・ショット番号・テイク番号はそれぞれ何を管理しているか
シーン番号は脚本のシーン、ショット番号は撮影設定、テイク番号は同じ設定の中の撮り直しに対応します。シーン番号とショット番号はそれぞれの管理位置で変更できますが、テイク番号はソフトウェアが増やし、手での修正入口はありません。
デジタル場記でどの値をソフトウェアが先に入力するか
テイク番号、ショット番号、リール番号、クリップ番号、サウンドロール、入り点の初期値、一部のカメラのパラメータはソフトウェアが先に書き込みます。ただしこれらの派生値は記録の起点にすぎず、現場の記録と素材での再検証が必要です。
固定した閾値を設けない候補のグループ化はどう機能するか
コンティニュイティ写真はまず人間の要素ラベルで組まれ、ラベルのない写真だけが画像全体の特徴距離で候補として選ばれます。この照合に固定した類似度の閾値はないため、グループは再確認の順番付けに使い、最終的な判断は人が行います。
ALE の各列の値はどこから来るか
SlateX の ALE はタブ区切りのテキストで、列値には人間の記録、ソフトウェアの派生、値が欠けたときのフォールバックが混在しています。受け取り側は列ごとに出所を確認する必要があり、開ける表を同等に信頼できる真値として扱うことはできません。
CSV の引き渡しは ALE と比べて何を多く運び、何を運ばないか
CSV の明細はより多くのカメラ、光学、構図、状態、日付のフィールドを持ちますが、引き続き素材のパス、チャンネルマップ、音声タイムコードは含みません。ALE とは用途も欠値の規則も違います。
納品物における空の値の 4 つの形
納品物の中の欠値は、空の文字列、半角ハイフンのプレースホルダ、普通の採番に見える既定値、ゼロ埋めのタイムコードの 4 通りに分かれます。混ぜて読むことはできず、受け取り側は現場の記録と素材へ戻って出所を確認する必要があります。
タイムコードのセミコロンは結局何を意味するのか
末尾のセクションのセミコロンは通常ドロップフレーム計数の書き方を示しますが、表示層のヒントにすぎず、フレーム位置がドロップフレームの規則で換算済みだと証明することはできません。受け取り側は素材と現場の記録で実測照合する必要があります。
ALE の Tracks 列が教えてくれないこと
ALE の Tracks は固定のトラック数の記号を書くだけで、チャンネルマップではありません。各トラックがどの音源に対応するかは説明せず、サンプリング周波も音声タイムコードも付いていないため、受け取り側は収録記録と素材へ戻って照合する必要があります。
脚本のページ数はどう時間に換算され、計算式はどこから効かなくなるか
八分の一ページを秒に換算する同じ計算式を説明し、分母、欠損値、往復、そして撮影スケジュールとの境界を示します。
1 行のシーンタイトルにおける内/外は、区切り文字からどう推測されるか
シーンタイトル内の時間帯と内/外が区切り文字と文字数でどう推測されるかを説明し、取りこぼされる表記や誤って飲み込まれる表記を挙げます。
書き出した FDX から戻ってこないものは何か
FDX の書き出し範囲、往復のあとに決定的に書き換わる内容、そして再読み込みのときに元の形に戻らないものを説明する。
脚本のインポートは何を作り、何を作らないか
脚本のインポートが実際に作る 3 種類のオブジェクト、明確に作らない現場のオブジェクト、解析成功でも結果が空になりうる境界を説明する。
改稿カラーはどこから来るのか、読み込み時はどの順序で色を読むか
改稿カラーの業界由来、三段階の読み取り順序、表示マッピング、省略の判定、そしてサンプルのカバレッジの境界を説明します。
コンピュータに使えるカメラがないとき、コンティニュイティ素材はどこから入るか
コンピュータに使えるカメラがないとき、コンティニュイティ写真と動画の4つの入口、ペアリングされたスマートフォンの条件、帰属の決まり方、現場での照合の境界を説明する。
1つのシーン、ショット、テイクの記録を削除すると、何が連れ消えるか
プロジェクト内部の2種類の削除の意味を分ける。シーン・ショット・テイクは下位の記録を連帯して破棄し、撮影日の削除はスケジュールの帰属を解除するだけで、ファイル後始末の境界は別にある。
ユニット名を変えると、どの撮影日が一緒に動くか
ユニット名がプリセットと撮影日の2か所に別々に入っている理由、名前変更がどの撮影日を1件ずつ書き換えるか、ユニットを削除したあと撮影日が「すべて」ビューに残る理由を説明する。
現場のグローバル検索は実際には何を見ているか
グローバル検索がシーン、ショット、テイクの記録で何をマッチし、どんな内容がマッチに参加せず、4つの検索ボックスで結果がなぜ違うのかを説明する。
撮影日の日付と番号はどう決まるか
新しい撮影日を作成するときの日付・番号・ユニットの既定値の由来と、その番号が PDF、ALE、CSV、エクスポートのファイル名やサブディレクトリ名で違う形で書かれることを説明する。
エクスポートしたあとの納品物ファイルはどこにあり、どのくらい残るか
エクスポートページが生成した PDF、ALE、CSV が一時作業ディレクトリにどこ・どう名前を付けて置かれ、いつ再生成で破棄され、ユーザーが選んだ固定の場所にどう保存されるかを説明する。