カバレッジ区間のハンドルをドラッグすると実際には何が変わるのか
ショットのトラック両端にあるハンドルは、1本のショットが脚本内容のどこからどこまでを覆うかという起止位置を変えるために使います。ここが変わるのはカバレッジ区間で、撮影順序は変えず、シーンの所属も変えず、ショット番号も変えません。そのためドラッグのあとにトラックの範囲が変わって見えても、記録が再編成されたと理解してはいけません。
ハンドルのドラッグが変えるのは、脚本内容に対するショットの起止のカバー位置だけです。この撮影記録を別のシーンへ移し、番号を書き換え、別の撮影順序へ並べ直すことはありません。
始点と終点はどんな制約を受けるか
始点と終点は互いを通り越せません。始点は終点を超えてはいけず、終点は始点より前へ下がってもいけません。両端は同じ行に重なることができ、その場合はカバレッジ区間に残る行は 1 行だけです。この制約によって、保存されるのはやはり方向のあるカバレッジ区間になります。ドラッグ中にハンドルが止まるのを見たら、まず区間の境界として受け取り、並べ替えの制限だと思ってはいけません。
したがって、両端のハンドルはどちらもカバー範囲を変えられますが、任意に交差させてよい 2 つのカーソルではありません。シーンの所属を変える操作とショット番号を変える操作にはそれぞれ対応する画面があり、どちらもショット管理の中にあります。撮影順序には現在、単独の並べ替え操作が存在せず、このドラッグがそれを担うこともありません。ドラッグ自体が担うのは「このショットが脚本のどこどこまでを覆うか」だけです。
着地点はなぜ確定するのか
ドラッグ位置は脚本の各行の実際の位置に沿って行ごとに判定され、ヒット領域は行の上下に少しだけの固定距離だけ広がります。候補は脚本の順番どおりに検査し、最初にヒットした位置を採用するため、同じ位置を入力すれば同じ着地点になります。この判定は、ユーザーがとっさに別の並べ替え規則を選ぶことに依存しません。
ヒットした行のあとには端点のスナップ規則に入るため、最終的に停止する位置は、指が離れた正確なピクセル位置ではなく、カバー境界に使える付近の内容行になることがあります。ユーザーはドラッグを終えたあと、ハンドルがどの行に止まったかを直接見て結果を照合できます。ここの確定性は着地点の規則を説明しているだけで、ドラッグに取り消し履歴があることを意味しません。
両端のハンドルは「最初にヒットした行」を求める過程を共有しますが、スナップする方向は違うため、始点と終点を同じ方向の見方で理解することはできません。
両端はなぜ違う方向にスナップするのか
始点を調整するとき、前方から使える境界を探し、見るのは役名行・動作行・シーンタイトル行です。終点を調整するとき、後方から探し、見るのはせりふの行・動作行・シーンタイトル行です。方向を逆にしたのは、始点をそのせりふのまとまりの先頭に落とし、終点をそのせりふのまとまりの末尾に落とすためです。ドラッグのあとにハンドルが最終的に停車した行を見れば、スナップの結果を照合できます。
これは、同じ脚本の近くの 2 つのハンドルが種類の違う内容行に止まることがある理由も説明します。規則が見ているのは端点の方向と使える内容であって、トラック全体を編集タイムラインとして扱うことではありません。ここでは常に「カバレッジ区間」を使って記述し、編集区間やプログレスバーとは呼ばないでください。
いつ実際に保存されるのか
ドラッグの途中の位置はインターフェースのフィードバックに使われ、実際の保存は手を離してドラッグが終わる時点で起こります。つまり、ハンドルが動いている瞬間のそれぞれは独立した保存ではありません。ユーザーは手を離したあとの最終位置を、この 1 回の修正結果として扱う必要があります。
このドラッグ経路には取り消しがないため、手を離して保存する前に端点の位置を確かめてください。間違えた場合は、必要な位置へもう一度調整するのであって、取り消し操作でさっきのドラッグを巻き戻すことには依存しません。この境界は、他の編集画面の取り消し能力と互いに類推してはいけません。
左右のトラックとカバレッジ区間は別物
ショットのトラックが左側にあるか右側にあるかは、ショット番号の形から派生したもう 1 層のレイアウト規則で決まり、今回のドラッグが決めるものではありません。『ショット番号がマスターショットとカバレッジをどう分けているか』が説明しているのはまさにこの派生です。カバレッジ区間が変わると、左右のトラックがそれぞれ占める列位置は合わせて再配置されます。それは同じ区間データから計算されたレイアウトであって、記録の順序が変わったのではありません。『シーン番号・ショット番号・テイク番号はそれぞれ何を管理しているか』はこれらの識別の層を分ける助けになりますが、カバレッジのハンドルをドラッグしてもショット番号は書き換わりません。トラックの左右の変化とカバー範囲の変化を混ぜると、2 つの仕組みを同じ操作だと誤解します。
したがって、シーンの所属やショット番号を変える話をするときは、対応するショット管理の画面を使ってください。撮影順序にはそうした並べ替えの入口がなく、このドラッグもその仕事はしません。ドラッグの結果が答えるのは「このショットは脚本のどの行からどの行までを覆るか」だけです。締めくくりとして、場記は脚本ページに戻り、このショットのトラック両端がどの 2 行に落ちているかを見てください——カバレッジ区間はいかなる納品物にも入らず、受け取り側は納品物からそれを読み取れません。
FAQ
ハンドルをドラッグすると撮影順序は変わりますか?
変わりません。ドラッグが変えるのはショットがカバーする脚本の起止位置だけです。撮影順序、シーンの所属、ショット番号はこの操作で修正されません。
始点と終点は互いを通り越せますか?
通り越せません。始点は終点を超えてはいけず、終点も始点より前へ下がってはいけません。両端は同じ行に重なることができます。保存結果は常に有効な 1 つのカバレッジ区間に保たれます。
手を離したあと、ハンドルが近くの内容行に止まるのはなぜですか?
着地点はまず行ごとの位置でヒットを決め、そのあと端点の方向に応じて近くの使える境界へスナップします。始点は前方へ役名行・動作行・シーンタイトル行を探し、終点は後方へせりふの行・動作行・シーンタイトル行を探します。
ドラッグを間違えたあと取り消せますか?
このドラッグ経路には取り消しがありません。修正が必要になったときは、必要なカバー位置へもう一度ドラッグし、手を離したあとの結果を基準にしてください。
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